朝倉 瑞希

西洋古典学ライター

西洋古典学を専攻し、古代ギリシャ・ローマの社会制度を研究。イタリア・ギリシャでの遺跡調査経験を活かし、古代地中海世界の政治・文化・日常生活をストーリーとして伝えます。

古代ギリシャ古代ローマ古代の謎

西洋古典学修士。在学中にイタリア・ギリシャの遺跡調査プロジェクトに参加。歴史教育メディアで執筆中。

朝倉 瑞希の記事 (8)

古代ギリシャ

ギリシャ神話の怪物は、メドゥーサ、ミノタウロス、ケルベロス、ヒュドラといった名前だけが先に知られやすいが、実際には系譜・討伐者・配置場所の3軸で見ると、ばらばらだった像が一本の地図として立ち上がる。

古代の謎

ヴァイキングは、793年のリンディスファーン襲撃から1066年のスタンフォード・ブリッジの戦いまで、北欧のデーン人・ノルウェー人・スウェーデン人の一部が季節的に遠征へ出た約270年の現象である。

古代の謎

ドルイドとは、紀元前5世紀頃から紀元1世紀にかけてのケルト社会で、祭司・法官・教育者・医療者・天文観測者を兼ねた知識階級である。森の魔術師という像は後世の脚色に近く、実際には王や戦士貴族の判断にも影響を及ぼし、兵役と貢納を免除された特権層でした。

古代ローマ

古代ローマの庶民の一日は、日の出から日没までを12等分する不定時法のうえで動いていた生活であり、夏の昼1時間が約75分、冬は約44分に伸び縮みする世界でした。西洋古典学を学び、イタリアの遺跡調査でインスラの遺構や浴場跡に立つと、そこには現代のアパートや銭湯と地続きの生活感が残っていて、

古代ローマ

グラディウスとは、古代ローマ軍団歩兵がピルムとスクトゥムとともに用いた短剣であり、刃渡り約45〜50cm、重量約700gという寸法が、密集白兵戦に合わせて設計されたことを示しています。

古代ローマ

エトルリア人とは、紀元前9世紀ごろから前1世紀まで中部イタリアに栄えた先住民族で、ローマが世界帝国になる前の地中海世界で重要な位置を占めた文明である。自称はラスナ、ローマ人にはトゥスキやエトルスキと呼ばれ、周囲のラテン人とは異なる独自言語を話したため、古代から「謎の民族」と見なされてきました。

古代の謎

古代の決定的な10の戦いとは、紀元前1274年頃のカデシュから紀元後9年のトイトブルク森まで、約1300年にわたる古代史の転換点を年代順にたどる見取り図である。この記事では、マラトンやサラミスのように文明圏の存亡を分けた戦い、ガウガメラや鉅鹿のように帝国の崩壊を決定づけた戦い、

古代ローマ

ローマ皇帝史は、紀元前27年にアウグストゥスが元首政を築いてから476年の西ローマ帝国滅亡まで、およそ500年にわたって続いた帝政である。正統な皇帝だけでも77人を数え、ティベリウス、ネロ、マルクス・アウレリウス、ロムルス・アウグストゥルスまでの流れを、五つの時代区分で縦に通して見ると全体像がはっきりする。