長谷部 拓真

比較文明ライター

東洋史・比較文明論を専攻し、中国・中南米の古代遺跡を20か所以上調査。文明間の比較を通じて、東洋・新大陸の文明の独自性と普遍性を解き明かします。

東洋文明新大陸文明古代の謎

東洋史・比較文明論専攻。殷墟・マチュピチュ等の現地取材経験。アジア・アメリカ大陸の古代文明を専門に執筆。

長谷部 拓真の記事 (6)

新大陸文明

テオティワカンは、メキシコ中央高原に築かれた古代メソアメリカ最大級の計画都市でありながら、誰が造ったのか今も分かっていない都市である。『神々の都市』という名も、建設者ではなく、数百年後に廃墟を見つけたアステカが与えた後世の呼び名にすぎない。

東洋文明

縄文時代と弥生時代は、日本列島の古代史の中でも、食料の得方が暮らし全体を分けた転換点です。縄文は紀元前13,000年頃から約1万年以上、狩猟・採集・漁労で自然の恵みを多種少量に受け取り、弥生は約3000年前に伝わった水稲耕作で米を安定して蓄える社会へ変わりました。

東洋文明

三星堆遺跡は、中国四川省広漢市にある古蜀王国の都城跡で、殷王朝とほぼ同時代に黄河文明とは異なる青銅文明を築いた遺跡です。河南省の殷墟で中原の青銅礼器を見たあとに三星堆博物館の縦目仮面に向き合うと、同じ「青銅器」という言葉では括れない造形思想の断絶がはっきり見えてきます。

古代の謎

死ぬまでに訪れたい古代遺跡は、興味・体力・予算のどれを優先するかで最初の1か所が決まる。この記事では、ギザの三大ピラミッドやペトラ、マチュピチュ、アンコールワットまで15か所を、地域・年代・ベストシーズン・アクセス難易度で横並びにし、比較しながら選べる早見表として整理している。

東洋文明

アンコール・ワットとは、12世紀前半にクメール王スーリヤヴァルマン2世が築いた、ヴィシュヌ神を祀る国家寺院である。単独の建物ではなく、最盛期に約75万人が暮らした巨大都市アンコールの中核として造られ、約160ヘクタールの境内は単一の宗教建造物として世界最大級の規模を示す。

東洋文明

シルクロードは、ユーラシア大陸を東西に結んだ一本の道ではなく、砂漠のオアシスを縫う路、草原を抜ける路、海を渡る路が束になった交易路の総称である。19世紀後半に地理学者が名づけたこの言葉は新しいが、その往来は紀元前2世紀ごろから15世紀ごろまで約1500年にわたって続き、